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2009.11.19
料理教室の先生と行く郷土料理探訪企画 「地産地消(千産千消)」“ちばを学び味わう”実施

郷土料理探訪企画
郷土料理の振興を目的に、農林水産省が開設する「郷土料理百選」のサイトの企画・運営を行うロケーションリサーチ株式会社様と共同で企画し実施しました。当日は、首都圏の料理教室の先生、10名に参加頂き、千葉の郷土料理を食しながら、歴史や地域の食の知恵や知識などについて学びました。

ロケーションリサーチ株式会社様のプレスリリースは、⇒こちら

料理教室の先生と行く郷土料理探訪企画「千産千消!」“ちばを学び味わう”

この企画は、全国各地の生産者や郷土料理関係者の

「郷土料理を通して、地元のおいしい食材と食文化を知ってほしい」という思いと、料理教室の先生達の「昔から郷土に伝わる料理の知恵や技を学んで、生徒さん達に教えたい」郷土料理探訪企画は、このような2つの思いを結んで、橋渡しをする料理のイベントです。

「千産千消!」“ちばを学び味わう”

「郷土料理振興委員会」では、家庭の料理に影響を与えている料理教室の先生方とともに、全国各地の郷土料理を探訪して、皆さんに、そのすばらしさをお伝えしていこうという新しい試みを始めました。

それが、「郷土料理探訪企画」です。

その第1回目が、11月19日に千葉県千葉市中央区栄町にある食事処「千寿恵」で開催しました。トータルコーディネーターとしてご協力くださったのは、お店のオーナーであり、千葉の郷土料理研究家である佐野千寿恵さんです。
これから、その様子をリポートいたします。

◆千葉の郷土料理と、先生たちとの出会いに乾杯!!

あいにくの冷たい雨がそぼ降る昼下がり、今回の企画に、10人の先生たちが集まってくださいました。
はるばる茨城県の水戸市から駆けつけてくれた先生もいます。

会場の食事処「千寿恵」は、千葉市内で郷土料理を提供しているお店。
35年にわたり、地元の方たちに親しまれています。民芸調のたたずまいながら、どこかモダンな香りがする店内では、ひと足早いクリスマスのテーブルコーディネートが、ゲストの先生たちをお待ちかねです。

この店のオーナーであり、千葉県の郷土料理研究家である佐野千寿恵さんの軽快なあいさつとともに会が始まりました。「寒い中、よくいらっしゃいました。今日は、千葉の郷土料理と地酒を存分に楽しんでくださいね。

郷土料理と地酒は相性がぴったりですから。後ほど、私が制作した『ちばのお酒を楽しむ郷土料理』のDVDもお見せしますし、なにかひとつでも、郷土料理のいいところを見つけて帰ってくださいね。さあ、まずは、乾杯しましょう」。

「乾杯!」「こんにちは!」「はじめまして!」。ビールや地酒が入ったグラスを片手に顔合わせ。

地産千消 郷土料理振興イベント キッチンライフ ユニバース株式会社アルコールと千寿恵さんのさりげない心遣いが、冷えた体を温め、初見の場を和ませてくれます。
この日のために、駆けつけてくださった栄町まちづくり再生本部や千葉県商工労働部観光課など、
関係者の方々の楽しそうなお顔も見られます。

 

 

 

 

◆ジャンボサイズの落花生には、大地のうま味が詰まっています

千葉県の郷土料理と地酒の知識をDVDで簡単に予習をした後は、次々と料理が運ばれてきます。
「ゆでた落花生が来ましたよ」と千寿恵さんが声をかけると、まっ白い湯気を立てた竹の蒸籠が登場。
地産千消  郷土料理振興イベント キッチンライフ ユニバース株式会社「わあーっ、おっき~い!」という歓声と拍手が上がります。さやの大きさは、箸置きとして用意された
レギュラーサイズの落花生の2倍はあるでしょうか。「新しく品種改良された『おおまさり』という落花生です。
40分くらい、じっくり塩ゆでしました」と千寿恵さん。

「や わらか~い!」「あま~い!」という反応があるかと思うと、こんな声も。「主人の実家が九州の屋久島なのですが、そこの名産も落花生。しかし、おじさんた ちが焼酎を飲みながら、食べている姿が印象的で、今まで敬遠していました。でも、今日初めて食べたら、おいしくて」。

八街市特産の巨大な落花生は、その容姿から大味そうに見えますが、渋皮ごと食べてみると、うま味がぎゅ~っと
凝縮されています。まさに、千葉の豊かな大地が育んだすぐれものの味です。

◆なるほど!? お皿までなめたくなった、アジのなめろう

次は、太平洋に面した千葉の新鮮な海の幸をいただきましょう。アジのなめろうと、カタクチイワシのごま漬けです。
「なめろうは、お酢をつけて食べてみてくださいね。酢をつけるのは、漁師さんたちの知恵よね。
船の上では、魚を洗うことができないでしょう。だから、酢で洗って殺菌したのね。調味料のみそは、持ち運びに便利だしね」と、千寿恵さんがうんちくをご披露します。

地産千消 郷土料理振興イベント キッチンライフ ユニバース株式会社

「最後にお皿をなめたくなるほど、おいしいというのがネーミングの由来だったんですね、DVDを見て知りました」
「みその味がきつくなくて、今まで食べた中で、いちばんおいしい」。先生たちの評判は上々です。おいしさのわけを聞いてみると、
素材のよさを生かすために、味付けは控えめにしているそう。たたいてあるのに、身がプリプリしていて、歯ごたえも感じられます。
おいしさのあまり、お皿までペロリといきたいところですが・・・・・・。

さらに、千寿恵さんは、「イワシも食べてみてね。千葉は、イワシがたくさんとれるから、こうやって、保存したのよね」と、カタクチイワシのごま漬けもすすめます。
イワシのごま漬けは、農林水産省の「郷土料理百選」に選ばれているのだとか。程よい酸味にゆずの風味が効いていて、いくらでも食べられそうです。

そのほか、キンメダイのあら汁や、非常に珍しいミンククジラのゆでタンもいただいて、千葉の海の恵みに大満足。

 

◆いちばん人気は、色鮮やかな太巻き寿司

魚料理のお隣には、卵焼きで巻いた太巻き寿司。「バラの花がある」「あれは、椿の花ですか?」「雪だるまが、か・わ・い・い?」「クリスマスツリーは、作るのがむずかしそう!」。

ひと切れずつ並べられたお皿の前は、カメラのフラッシュとシャッター音の嵐。先生たちは、色鮮やかな太巻き寿司に興味津々のよう。
巻き寿司のことが知りたくて、参加された先生が多いのには驚きです。

質問がどんどん飛び交います。「千葉県では、前から郷土料理としての巻き寿司があったのですか」という問いに、
「はい、ありました。千葉は、早場米という、いいお米がとれるでしょ。
江戸時代から、お米作りの農家が冠婚葬祭のときに、料理の彩として作っていたんですね。
農民の文化なんです。千葉にも、お米の文化があるんですよ」 と、千寿恵さんは、さりげなく千葉の早場米をPR。

さらに、「こういう絵柄も、ずっと以前からあったのですか」と聞かれると、「はい、ずっと前からですね。農家のおばあさんたちは、すごくセンスがあったのでしょうね。楽しみながら、お料理をしていたんですね」と千寿恵さんはうれしそうです。

すると、千葉県の観光課の職員さんが「千葉の田舎では、これが巻けると、お嫁にいけるといわれているんですよ?」と皆さんの笑いを誘います。

◆伝統の料理にも、オリジナリティや工夫が必要です

「お子さんのお弁当やいろいろな料理の中に、これが1品あると華やかなのでいいわよ。うちのお店では、毎日、巻いているの。
季節感を出すために、絵柄を工夫してね。「外国の方にも、お花の柄は好評かしら。お客様によって、アイテムを変える必要があるわね。」

「とくに、地方から来た人には、驚かれて、喜ばれます。お店では、お通しとして出しています。しのぎといって、お酒を飲む前に、なにかひと
口食べておくと、おなかに優しいでしょ」と、千寿恵さん。

「キャラクターの巻き寿司を教えているのですが、青い色を出すのがむずかしいですよね」と、失敗談から出た質問も飛び出して。
「たしかに、色を出すのはむずかしいのよね。でも、青ならブルーキュラソー、緑は青のり、黄色はパンプキン」。
千寿恵さんは、任せてとばかりに即答します。「分量の加減もむずかしいわね。私が師匠の先生からご飯600グラムで習ったけれど、大きすぎるから、400グラムに変えたの。食べやすくて、カロリーも低いでしょ」。
このように、会場は、巻き寿司の話題で大盛り上がり。

◆郷土料理には、厳選された本当にいいものが残っているのです

地産千消 郷土料理振興イベント キッチンライフ ユニバース株式会社「隣の県に住んでいるのに、千葉のことを知りませんでした」「このような形で郷土料理をいただくのは初めてなので、とても参考になりました」
「太巻き寿司を本格的に学びたいです」「フランスで太巻き寿司を披露したら、受けるかも」・・・・・・。
郷土料理に関するトークは、まだまだ尽きないようですが、残念ながら、時間の都合でお開きに。

最後に、千寿恵さんがあいさつをして、会をまとめます。「今日は、ありがとうございました。また、ぜひ、このようなイベントを全国各地で開いてほしいわ。
だって、私もいろいろなところの郷土料理を勉強したいもの。郷土料理には、長い時間をかけて、厳選された本当にいいものが残っているの。
だから、私たち郷土料理店には、隠れた秘密の料理がたくさんあるのよ。皆さん、機会があったら、また、学びに来てくださいね」。

 

千寿恵さん、ありがとうございました。千寿恵さんがご用意くださった千葉の郷土料理は、とてもすばらしいものばかりで、先生たちの創作意欲をかなりかき立てたことでしょうか。

そして、料理だけでなく、千葉の大地のように包容力があって、海の魚のようにピチピチとした活力にあふれている
千寿恵さんのお人柄の魅力に惹かれた先生も多かったはずです。

《本日のメニュー》

ゆで落花生
大粒の落花生「おおまさり」を40分ほどかけて、やわらかく塩ゆでします。

アジのなめろう
新鮮なアジを三枚におろして、骨を除き、みそ、大葉、ねぎをともに、たたきます。

カタクチイワシのごま漬け
頭と腹わたを除いたカタクチイワシを塩漬けした後、ごま、しょうが、ゆず、赤唐辛子などとともに、たっぷりの酢で漬け込みます。
イワシのごま漬けは農林水産省の郷土料理百選に選ばれています。

キンメダイのあら汁
熱湯をくぐらせたキンメダイを、しょうゆ仕立ての汁に仕上げます。

ミンククジラのタン
米ぬかを入れた湯で長時間かけて、やわらかくゆでたタンに、練り辛子をつけていただきます。

太巻き寿司
のりや卵焼きの上に酢飯を伸ばし、味付けしたかんぴょう、しいたけ、にんじん、ほうれんそうなどを芯にして巻き、さまざまな絵柄をつくります。
農林水産省の郷土料理百選に選ばれています。

おすすめの地酒
「八犬伝 東魁原酒」(富津)
「梅一輪 大吟醸」(九十九里)
「腰古井 大吟醸」(勝浦)

◆テーブルコーディネート

朱色の盆に、市松模様の陶板の取り皿をのせ、箸置きは殻つきの落花生。塗りの枡に地酒のグラスをのせて。

大テーブルには、陶器の黒い大鉢の中にクリスマスツリーに見立てたディスプレイと、たくさんの猪口が飾られていました。

◆本日のホスト

佐野千寿恵さん

千葉の郷土料理店を経営するかたわら、お店での料理教室やカルチャー講座の主催や、講演活動などで、幅広く活動していらっしゃいます。

日本酒学講師、フードコーディネーター、ワインソムリエ、焼酎アドバーザーなど、酒と料理に関するあらゆる資格を取得し、食のエキスパート
としての資質を極めようとする前向きな姿勢には脱帽です。

◆「千産千消!」って、なに?

「千産千消!」って、なにかしら?と思った方が多いのではないでしょうか。では、「地産地消」という言葉なら、目にしたことがありますよね。
「地産地消」は、地元で生産された農林水産物を地元で消費するという意味合いになりますが、生産者と消費者を結ぶ取り組みとして、
最近よく聞かれる言葉です。

千葉県では、新鮮でおいしい地元の生産物を広める独自の取り組みを表現するために「地」の文字を同じ音の千葉県の「千」に変えて
ネーミングしているのだそうです。

地元の生産物を使って、昔から守られてきたのが郷土料理。今回、千葉県の郷土料理をご紹介するにあたり、あえて「千産千消!」という言葉を使わせていただきました。

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