踏切の溝にはまりにくい6輪の車いす「レジェンド」、日建リース工業が10月に発売

介護用品のレンタルや販売を手がける日建リース工業が、乗る人が自分でこいで進む6輪タイプの車いす「レジェンド」を10月に売り出します。屋内だけでなく、外出先の道でも使えるように設計されています。手で回す大きな車輪を体の重心の真下に移したことで、通常の4輪の車いすより少ない力で自分で進めるのが特徴です。座る角度と背もたれの角度を乗る人が自分で変えられる仕組みは国内で初めてだとしており、特許を出願しています。
押してもらう前提を見直す
開発の背景には、介護する人とされる人の高齢化があります。同社が引用する国の調査では、介護する側とされる側がどちらも65歳以上の世帯が6割を超えます。介護の担い手も足りておらず、車いすを後ろから押してもらう前提そのものが成り立ちにくくなっています。そこで、乗る人が自分の手で動かしやすい形を目指したといいます。
一般的な車いすは手で回す車輪が体の後ろ寄りにあり、上半身を前に倒して腕を大きく後ろへ引かないと進めません。レジェンドは車軸を体の中心の下に置いたため、腕を自然に下ろした位置で車輪をつかめます。前後に小さなキャスターが付いた6輪の構造で、その場で向きを変えたり、横へ動いたりもできます。
踏切や傾いた歩道での安心
屋外でよく起きるのが、踏切のレールの溝に小さな前輪がはまって動けなくなる事故です。レジェンドは前輪を浮かせたまま走れるため、溝に落ちる車輪がそもそも地面に着いていません。段差も前輪を浮かせて越えられます。雨水を流すために傾けてある歩道でも片側へ流れにくい作りだとしています。
家族で検討するときに
座面は0〜10度、背もたれは左右別々に角度を変えられるので、背中が丸くなっている人や体の片側が動きにくい人でも姿勢を保ちやすくなります。希望小売価格は22万円(非課税)で、介護保険のレンタルを想定した単位数も示されています。全幅は59.8cmです。家の中の通路や玄関の幅と合わせて、ケアマネジャーに相談しながら選ぶとよいでしょう。10月7日から9日に東京ビッグサイトで開かれる国際福祉機器展では、実物に乗って試せます。
概要
- 提供元
- 日建リース工業株式会社
- 製品名
- Legend(レジェンド)自走式6輪車いす
- 発売
- 2026年10月
- 価格
- 希望小売価格 220,000円(非課税)
- 寸法
- 全幅59.8cm・座幅38cm・座面高40cm
- 展示
- 第53回国際福祉機器展(2026年10月7日〜9日、東京ビッグサイト)
出典: 日建リース工業株式会社「介護する人も、される人も年を重ねる時代に。溝にはまらず、屋外でも使える自走式6輪車いすを発売」
プレスリリース原文



